【1,000万は可能?】美容師の年収はいくら?給料を上げるコツやおすすめの働き方も解説!
2024.10.01
美容師は、おしゃれや美容に興味がある人にとって憧れの職業です。美容師を目指している方の中には、実際に働く場合、年収はどのくらいになるのか気になっている方がいるのではないでしょうか。
本記事では美容師の年収と給料をアップさせるために必要なことを解説しています。美容師に興味がある、もしくは将来なりたい方の疑問が解消できる内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
美容師の年収は?年齢や役職別の金額を紹介
美容師の年収は、年齢や役職によって大きく異なります。若い世代の美容師は収入が少ない場合が多いですが、経験を積むことで年収は上昇し、役職が上がると年収の上がり幅も大きくなります。ここでは、美容師の年齢別および役職別の年収を紹介します。
美容師全体の平均年収は325万円
令和4年賃金構造基本統計調査によると、美容師の平均年収は325万円です。
株式会社パーソルキャリアが運営するdodaの調査によると、2022年における20〜65歳の平均年収は403万円なので、全体から見ると美容師の年収は低い水準にあると言えます。
ただし、令和4年賃金構造基本統計調査によると、企業規模が1,000人以上の会社に勤めている美容師は、平均年収が約460万円と高い水準にあります。そのため、一概に「美容師の平均年収は低い」というわけではなく、働く場所や経験年数によって変わるのが特徴です。
年代別に見ると、20代が284万円・40代だと400万円が平均
美容師の年収は、年齢によっても大きく変わります。令和4年賃金構造基本統計調査より算出した年代ごとの平均年収は以下のとおりです。
また、実力をつけてフリーランスの美容師として活躍できると、若くても月に50〜100万円、年収に換算すると600万円以上もらえることもあります。
全体的な給与水準は低い傾向にありますが、自分の働き方次第では平均年収を大きく超える金額を稼げる職業だと言えるでしょう。
サロンでの役割によって年収が変わることもある
美容師の年収は、サロンの中での役割によって異なります。
美容師として就職した場合、最初はアシスタントとして下積み経験を積むことがほとんどです。アシスタントやジュニアスタイリスト・チーフのように、任される業務が増えてくるほど年収は高い傾向です。
役割
役割 |
仕事内容 |
年収例 |
アシスタント |
シャンプーなどのヘルプ業務 |
200~300万円 |
ジュニアスタイリスト |
基本的なカットや子供のカット |
250~350万円(+歩合) |
スタイリスト |
美容師としての全業務 |
300~500万円 |
チーフ |
店舗運営と従業員への指示や指導 |
400万円~ |
アシスタントのころはヘルプ業務がほとんどで、カットをする機会も少ないため、歩合給がほとんど入りません。自分で売上を立てることも少ないため、給料は安い傾向があります。
そこから、ジュニアスタイリストやスタイリストになると基本給や指名の歩合給などが追加され、徐々に年収が上がっていきます。
店長になると700万円以上・独立すれば1,000万円も可能
美容師はチーフや店長になると、年収が大きく上がります。求人サイトの情報によると、店長候補の月収は高いところだと60万円以上の求人も少なくありません。月収60万円であれば、年収700万円を超えます。
美容師の平均年収が低めである3つの理由とは
美容師の平均年収が低めな理由は、以下の3つです。
- 固定費がかかりやすい
- 価格競争が激しい
- 下積みの期間が長い
順番に解説します。
1.固定費がかかりやすい
美容師は、店舗運営に関わるさまざまな固定費がかかる職業です。具体的には、以下のような費用がかかります。
- 家賃
- 水道光熱費
- 設備費
- 広告宣伝費
固定費は、都心部や人気エリアに位置するサロンだと、特に高くなります。また、ホットペッパーやオズモールなど、集客のために広告宣伝費が支出として多くなりやすい傾向です。
売上に対して、固定費がかかりやすいため、人件費に予算が割きづらいという現実があります。
2.価格競争が激しい
固定費に加えて、美容室間の競争が激しいのも、美容師の給料が安い理由のひとつです。
厚生労働省が公表している「令和4年度衛生行政報告例」によると、美容院は全国に270,000軒近くあり、コンビニの4.5倍以上の店舗数 と言われています。美容業界は価格競争が激しく、競合する店舗が多い美容室は特に安い金額でのサービス提供を強いられます。
また、リーズナブルな価格帯のサロンが増えているため、サービスの単価が低下する傾向に。その結果、一人当たりの顧客から得られる収入が少なくなり、全体の年収に影響を与えています。
店舗数の多さや価格競争の激化によって利益率が下がっているため、美容師の年収は低めになります。
3.下積みの期間が長い
美容師として一人前になるまでには、かなりの時間と努力が必要です。
一人前のスタイリストとして髪をカットできるようになるまでの下積み期間が長く、サロンによっては4~5年間、アシスタントとして活動するケースもあります。厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」の統計からも、アシスタントとして活動する20〜25歳の間は、給料が低水準になっていることがわかります。
アシスタントの給料はスタイリストより安い傾向で、月20万円を下回るところも多いです。アシスタントもカテゴリー的には美容師に含まれるため、結果的に平均年収の低下につながっています。
美容師の年収を左右するポイント3つ
美容師の年収を左右するポイントは、主に以下の3つです。
- 地域
- サロンの規模
- 収入体系
美容師として長く生活できるだけの給料を得るには、年収に影響を与える要因を理解しておくのが重要です。順番に見ていきましょう。
地域
美容師の年収は、働く地域によって大きく異なります。
例えば、東京都心部や大阪などの都市部では、顧客数が多いためサロンの集客がしやすく、結果的に年収も高くなる傾向にあります。一方、地方や郊外のサロンでは、顧客の数が限られるため、年収が低くなるケースが多いです。
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」でも、東京都の美容師の平均年収は約438万円なのに対し、地方の平均年収は300万円前後になっています。
都心部での活動は人脈を作ったり、高い技術を身に着けたりして年収を上げたい方におすすめです。ただし、都心部は家賃などの生活費も高くなるので注意しましょう。
サロンの規模
令和4年賃金構造基本統計調査では、企業規模が大きい美容室やサロンほど、高年収の傾向があるとされています。企業規模別の具体的な平均年収は、以下のとおり。
規模 |
平均年収 |
10~99人 |
307.97万円 |
100~999人 |
350.11万円 |
1000人以上 |
387.89万円 |
大手のチェーン店や高級サロンでは、顧客数が安定しており、また単価も高いため、年収が高くなりやすいです。一方、小規模の個人経営のサロンでは、顧客数が限られているため、年収が低くなる可能性があります。
また、基本的には規模が大きいサロンほど、福利厚生なども充実している傾向にあるため、年収以上に給料の差を感じることもあるでしょう。
収入体系
美容師が働くサロンには、基本給に加えて歩合の給料制度を取り入れているところもあります。
例えば、「指名料分の金額がもらえる」「シャンプーなどのヘアケアアイテムの売上の〇%」などが代表例です。店舗で働いていても、個人の人気が高まってくると、指名料による歩合給で年収を上げられます。
また、フリーランスになるなどで独立すると、給料を完全歩合制にすることも可能です。フリーの場合は40%、指名の場合は50%のように、自分の売上に対して歩合給がもらえます。売上次第では月50万円以上も実現可能です。
基本給がある企業はやや低い水準でも給料が安定しているのに対して、完全歩合給の場合は不安定ながら大きく稼げる可能性があります。就職先を選ぶ際は、求人情報をよく読んで、働きたい場所の給与情報をしっかり見ることが大切です。
美容師が年収をアップさせるテクニック
美容師は「指名数を増やすこと」が年収アップのカギです。指名を取るためのテクニックとして挙げられるのが、以下の3つです。
- ひとつの技術を磨く
- SNSやブログで情報発信を行う
- 働く場所にこだわる
なにに力を入れればよいかわかると、学ぶべき内容を明確にできます。順番に詳しく見ていきましょう。
1.ひとつの技術を磨く
美容師として成功するためには、特定の技術を極めることが重要です。カラーリング、カット、パーマなど、どの分野でも専門性を高めることで、他の美容師との差別化が図れます。
特に、○○に強い美容師という口コミが広がることで、指名を取りやすくなることも。例えば、ベルエポック美容専門学校の卒業生で、現在OCEAN TOKYO OVER のディレクター[1] として活躍するハセタクさんは「メンズパーマ」の技術に特化することで、パーマ指名全店舗NO.1の人気を得ています。「縮毛矯正」や「女性のショートカット」「カラー」など、得意な技術を見つけることが大切です。 ひとつの技術に特化することで、専門家としての認知度が上がり、客単価の向上や歩合給による年収アップが狙えます。
2.SNSやブログで情報発信を行う
現代では、SNSやブログを活用して自分の技術やスタイルを発信することが、集客や収入アップにつながります。
特に、InstagramなどのSNSを用いて情報発信を行っている美容師は多いです。フォロワーが増えることで認知度が広がり、指名につながります。例えば、ベルエポック美容専門学校の卒業生で、現在「SHIMA」でトップスタイリストになっている 原さんは、「盛れる韓国ヘア」として、トレンドへの強さをInstagramで発信して人気を集めています。
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働くサロンの環境にもよりますが、自分なりにスタイリングのテクニックなどを発信することにもチャレンジしてみましょう。
3.働く場所にこだわる
働く場所や環境を変えることで、美容師としての年収を大きく上げられます。
繰り返しになりますが、美容師は働くサロンによって給料が大きく変わります。そのため、働く場所選びは非常に大切です。
特に、有名サロンであれば高い年収を目指せます。有名サロンへの就職を実現するには、繋がりの強い専門学校で学ぶことが近道です。
ベルエポック美容専門学校は総求人数約5,000件、学生一人あたりの求人数が約13件、希望者就職率が100%という実績があり、有名サロンに多数の卒業生を輩出しています。
しっかりスキルを身に着けられる環境を用意し、理想とするサロンへの就職を実現しているのが魅力の学校です。ベルエポック美容専門学校について詳しく知りたい方は、オープンキャンパスや資料請求で情報をチェックしてみてください。
まとめ:美容師の年収は平均より低いが、夢のある仕事
美容師の年収は全体的に見ると平均よりも低い傾向にありますが、経験を積み、スキルを磨くことで大幅にアップする可能性もあります。
また、独立や店長職に就くことで、年収1,000万円以上を目指すことも決して不可能ではありません。自分の努力次第で収入が変わる点は、美容師という仕事の大きな魅力です。
自分の夢を叶えるために、しっかりと計画を立てて進んでいきましょう。
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