美容部員の給料はどれくらい?平均年収や手取りでもらえる金額を紹介

2025.06.05

美容部員は、おしゃれや美容、最新のコスメに興味がある人にとって憧れの職業です。これから美容部員を目指したい方の中には、「美容部員の給料って実際どれくらい?」「手取りはいくらもらえるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

美容部員の収入は、経験やスキル、勤務するブランド、働き方によって大きく変わります。

働き始めてから給料のことで後悔しないためにも、学生のうちに正しい知識を身につけて、将来の働き方を考えておくことが大切です。

本記事では、美容部員の平均年収や手取り額、初任給の相場、年齢による収入の変化など、給料に関する情報を解説します。美容部員を目指している方、美容業界の仕事に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

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美容部員の給料は?手取りはどれくらい?

まずは、美容部員の給料相場と、年齢によってどのくらい年収が変わるのかを見ていきましょう。

実際の給料は、勤務先の企業や雇用形態、経験年数、個人の実績によって大きく異なるため、将来のイメージをつかむ参考にしてください。

美容部員の給料相場

美容部員の全国平均月収は、約22万円とされています。初任給は月収18万〜22万円程度が一般的で、平均すると21万円前後からのスタートとなる企業が多く見られます。

美容部員の年収で見ると、月収に賞与(ボーナス)を加えた年収は約360万円です。美容部員の年収を全国女性平均年収(約253万円)と比較すると、約100万円ほど高い傾向にあります。

ただし、手取り額は、社会保険料や厚生年金が差し引かれるため、月収22万円の場合、手取り額17〜18万円程度です。

年齢別の美容部員の年収

美容部員の平均年収は、約360万円で、年齢や経験年数に応じて徐々に上昇していきます。

以下は、年齢ごとのおおよその年収目安です。

年齢

平均年収

20〜30代

300万円台

40代

350万円以上

50代前半

400〜500万円

新人時代は、販売スタッフ(ビューティアドバイザー)として現場に立ちますが、数年経験を積むと「店長」「エリアマネージャー」などに昇進します。

特にこの昇進のタイミングに収入が大きく伸びやすいです。実例としては、入社2年目で年収321万円(月給23万円+賞与)、5年目に店長(チーフ)へ昇進し、年収420万円(月給28万円+賞与)となったケースもあります。

さらに、美容業界は「インセンティブ制度」を導入している企業も多くあります。

※インセンティブ制度とは、「成果に応じて支給される追加報酬(報奨金)」のこと

美容部員の仕事は、努力や成果がダイレクトに評価されやすいため、やりがいが大きく、個人の頑張り次第で収入アップも十分に目指せる職種です。

美容部員が働く代表的なブランドの給料を紹介

こちらでは、美容部員が活躍している大手ブランドの給料事情について紹介します。

月給・年収

特徴

A社

月給:約22.5万円〜 年収:約300〜450万円

・賞与(ボーナス)は年3回支給 ・制服のクリーニング手当や、社内資格取得者に手当が出るなど、給与面以外も充実

B社

月給:約20~23万円 年収:約320~350万円

・賞与(ボーナス)は年2回支給。業績が良いと4ヶ月分になることも。 ・住宅手当や休暇支援金、結婚・出産お祝い金など福利厚生が手厚い

C社

月給:約20〜24万円 年収:約340〜360万円

・賞与による年収アップが大きい ・評価ランクによって支給額が変動

D社

月給:約25~31万円 年収:約340~400万円

・インセンティブ制度があり、売上に応じて給与がアップする ・頑張れば頑張るほど給料が高くなる点が特徴

美容部員の給料に関連する5つの要因

美容部員の給料は、個人のスキルや経験だけでなく、さまざまな要素によって左右されます。

ここでは、実際の給与に影響を与える代表的な5つの要因を紹介します。

  1. 年齢
  2. 雇用形態
  3. ブランド
  4. 役職
  5. 働く地域

「頑張りがきちんと給与に反映されるか」は、働く上での満足度にも直結します。就職先を選ぶ際は、これらの要素を意識して比較検討してみましょう。

年齢

まず、美容部員の給料に影響する要因として「年齢」が挙げられます。美容部員の給与は、年齢や経験年数に応じて徐々に上昇していくのが一般的です。

 厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、年収は年齢とともに上がり、50〜54歳でピークを迎える傾向があります。20代前半の美容部員と比べると、50代では年収が100万円以上高くなることもあります。

年齢を重ねるほど、顧客対応や技術面での経験値が増し、給与に反映されやすくなるのが要因です。

雇用形態

雇用形態(正社員・契約社員・パートなど)も給料に影響する要因の1つです。美容部員は正社員だけでなく、派遣社員やアルバイト・パートで働く人もいます。

以下は、雇用形態ごとの給料相場です。

雇用形態

平均時給

平均年収 (フルタイムで働いた場合)

正社員

-

約360万円

派遣社員

約1,461円

200万円台後半〜300万円程度

アルバイト/パート

約1,072円

300万円程度

正社員で働くと、賞与や手当なども含まれるため、安定した収入が期待できます。

一方、派遣やパートは、時給が高めに設定されていたり、勤務地を選びやすかったりと、柔軟な働き方ができるのが特徴です。

美容部員として働く人は、20代女性が多く、結婚・出産といったライフイベントを意識した働き方を選ぶ人も少なくありません。ライフステージに合わせて働き方を選べる点は、美容部員の大きな魅力のひとつです。

ブランド

美容部員の給料を語るうえで欠かせないのが、「どのブランドで働くか」という点です。勤務するブランドや企業によって、給与水準に大きな差が出ます。

美容部員の働く企業は、大きく分けると以下のとおりです。

  • 外資系(海外ブランド)
  • 国内大手ブランド(資生堂やコーセーなど)
  • 中小規模・プチプラ系ブランド
  • ドラッグストア系

高価格帯ブランドほど、基本給やインセンティブ、賞与の支給額が高くなる傾向があります。

一方、プチプラ系やドラッグストア勤務は、給与水準はやや抑えめですが、転勤が少ない、小規模企業ならではの柔軟な働き方ができるといったメリットもあります。同じ美容部員でも、働く場所によって年収に100万円以上の差がつくこともあるため、就職時には「どの企業・ブランドに属するか」をよく確認することが大切です。

役職

美容部員の給料は、役職が上がることで、大きく変わっていきます。まずは販売スタッフ(ビューティアドバイザー)としてスタートし、実績や勤務態度が評価されると、次のような役職にキャリアアップしていきます。

  • チーフ(リーダー)
  • 店長
  • トレーナー(教育担当)
  • エリアマネージャー など

例えば、一般スタッフの年収が300万円台後半だったとしても、店長クラスになると年収400万〜500万円台に届くこともあります。

役職が上がれば責任も増えますが、給与や待遇面でも大きな差が出ます。

働く地域

美容部員の給料は、勤務する地域によっても差があります。一般的に、東京などの大都市圏では物価や集客規模の影響もあり、地方に比べて給与水準が高い傾向にあります。

実際、平均時給のデータを見ると、最も高いのは関東圏(特に東京都)です。一方で、最も低い水準とされるのは沖縄県で、同じ職種でも勤務地によって年収に差が出ることがあります。

都市部では売上目標が高めに設定される分、インセンティブ制度を活用して収入を伸ばせる機会もあります。勤務地によって収入面に影響が出ることを覚えておき、就職先を選ぶ際の判断材料にしましょう。

美容部員が給料を上げる方法3選

美容部員として働きながら給料アップを目指すための具体的な方法は、以下の3つです。

  1. インセンティブ制度で成果を上げる
  2. 仕事に活かせる資格を取得する
  3. 年収の高いブランドに就職する

「頑張りがきちんと評価される職場で働きたい」「スキルを身につけてキャリアアップしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

インセンティブ制度で成果を上げる

美容部員の給料は、売上実績に応じて変動するケースが多く、「インセンティブ制度」を導入している企業も少なくありません。インセンティブとは、販売実績や接客件数などに応じて追加報酬を支給する仕組みで、営業職の「歩合給」に近い意味です。

例えば、以下のような成果がインセンティブの対象になります。

  • 個人の売上目標の達成
  • 新規顧客の獲得数
  • 店舗全体の売上や接客件数

企業によって制度は異なりますが、相場としては月に数千円〜数万円のインセンティブがつくことがあります。頑張り次第で月収を大きく上乗せされ、基本給以上の報酬も得られるチャンスもあります。

「自分の努力をしっかり評価してもらいたい」という人にとっては、やりがいの大きい仕組みです。

仕事に活かせる資格を取得する

美容部員として働く上で必須の資格はありません。しかし、関連資格を取得すると資格手当がもらえたり、昇進時や転職時にも有利になったりします。

実際に美容部員のスキルアップや評価に活かせる資格には、以下のようなものがあります。

  • 日本化粧品検定
  • 色彩検定・カラーコーディネーター
  • アロマテラピー検定 など

特に美容業界の基礎知識や接客スキル、色彩感覚など、実務に直結する内容の資格は高く評価されやすいです。原宿ベルエポック美容専門学校では、これらの資格取得をサポートする授業やカリキュラムが充実しています。

資格を活かして、周囲と一歩差をつけたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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年収の高いブランドに就職する

美容部員の給与は、「どの企業・ブランドで働くか」によって大きく変わります。中でも、高価格帯のブランドは基本給や賞与が高めに設定されており、年収も高くなる傾向があります。

一方で、プチプラ系ブランドやドラッグストア勤務は、安定して働きやすい反面、給与水準は比較的平均的です。美容部員が給与面を重視して就職するなら、企業選びが重要なポイントになります。

原宿ベルエポック美容専門学校は、就職に強い学校として知られており、以下のような有名ブランドへの内定実績があります。

  • Dior
  • M・A・C
  • Jo MALONE LONDON
  • JILL STUART
  • KOSÉ
  • ALBION
  • シャネル
  • ポール&ジョー
  • ジバンシィ

有名ブランドに就職実績のある学校に入学すると、就職活動を有利に進められる可能性が高くなります。

美容部員を目指すなら「原宿ベルエポック美容専門学校」がおすすめ

今回は、美容部員の給料について、平均年収や手取り額、収入に影響する要因、年収を上げる具体的な方法を紹介しました。美容部員の給料は、ブランドの種類や雇用形態、役職、働く地域によって大きく異なりますが、全国平均と比べても高めで、努力次第でさらに上を目指せる仕事です。

さらに収入アップを目指すなら、インセンティブ制度の活用や資格取得、高待遇のブランドへの就職が重要になります。

原宿ベルエポック美容専門学校では、資格取得支援や就職サポートが充実しており、希望のキャリアに近づくための環境が整っています。

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