美容師になるには国家資格が必要!なり方や中学生・高校生それぞれの進学先・学校の選び方を解説
2024.11.06
美容師になるためには、国家資格である美容師免許が必要です。美容師免許を取得するためには、資格が取れる学校に通い、知識や技術を習得しなければいけません。本記事では、美容師として活躍するまでの流れと、学校の選び方について解説します。
美容師に憧れを抱いている学生の中には、どうすれば美容師になれるのか疑問に感じている方もいるのではないでしょうか?
美容師になるためには、専門学校に通って国家資格である「美容師免許」を取得しなければいけません。また、資格だけでなくカットやカラーリング、パーマといった、現場で活かせる技術が必要です。
本記事では、美容師のなり方や資格が取れる学校の選び方について解説します。中学生・高校生から、どのような進路を選べばいいかが明確にわかる内容になっているため、ぜひ最後までお読みください。
なお、美容師を目指して専門学校への進学を検討している方には、「ベルエポック美容専門学校」がおすすめです。ベルエポックは約96%の学生が国家試験に合格しており、毎年全国でもトップクラスの合格率を誇っています。以下のリンクから無料で資料請求できるため、ベルエポック美容専門学校に興味がある方は、ぜひ詳細を確認してみてください。
目次
美容師になるには国家資格が必要
美容師になるためには国家資格である「美容師免許」が必要です。美容師免許を持っていない人が、美容サロンでのヘアカットやカラー、パーマなどの業務を行うことは、法律で禁止されています。
「美容師免許」の受験資格を得るには、厚生労働大臣が指定する「美容師養成施設」を卒業する必要があります。美容師免許の受験資格を得られる学校は、以下の3つです。
- 昼間課程 2年以上
- 夜間課程 2年以上(一部、2年6ヵ月)
- 通信課程 3年以上
美容師になりたい方は、認可を受けた美容専門学校に昼間2年間、または通信の場合は3年以上通うことが義務づけられています。学校を卒業して、美容師免許を取得すると、サロンや美容室で美容師として働けます。
ただし、美容師免許を取得してからすぐに、お客様のカットやカラーリングを担当できるわけではありません。約3年間アシスタントとして美容室などに勤務し、一定の経験をした後、美容師として接客ができるようになることは覚えておきましょう。
美容師になって活躍するまでの5STEP
中学生・高校生が美容師になって活躍するためには、以下の5つのSTEPで進んでいきます。
- 資格が取れる学校に入学
- 就職活動
- 国家試験
- アシスタントを経験
- スタイリストとして接客
具体的な流れを理解できると、やりたいことに合った進学先を選べるようになります。順番に見ていきましょう。
1.資格が取れる学校に入学
美容師を目指す第一歩として、美容師国家試験の受験資格を得るために、指定の専門学校や高等専修学校に入学しましょう。
学校で学ぶ内容の具体例は以下のとおりです。
- ヘアカット
- パーマの基礎技術
- 衛生管理
- 接客マナー など
国家試験合格のための勉強だけでなく、就職活動やその後に現場で活躍できるスキルを身につけられる学校を選ぶことが重要です。
「どの学校なら美容師免許が取れるかわからない」という方は、公益社団法人「日本理容美容教育センター」のページを確認してみてください。自分が行きたいと思っている学校が、美容師免許が取得できるかどうかを調べられます。
また、「美容師になりたいけど、進路をどうやって決めればいいかわからない」という方は、こちらの進路選びガイドを参考にしてみてください。「ベルエポック美容専門学校」に入学した先輩たちが、高校生のときにどのタイミングでオープンキャンパスに参加したり、進路を決めたりしていたのかがわかるようになっています。
2.就職活動
卒業後に働く場所を決めるために、就職活動を行います。美容師を目指す専門学校では、美容師免許取得前の、在学中に就職先を決めるところがほとんどです。
多くの美容専門学校では、卒業前にインターンシップや企業見学などの機会を提供しており、学校内外の活動を通じて就職先を決めます。実際には、実習先やサロン見学、求人サイトなどを通して就職先を決めるケースが多いです。
サロンによって求められるスキルや働き方が異なるため、自分の理想に合った職場を選びましょう。
3.国家試験
美容専門学校を卒業する年の2月に、美容師免許の国家試験を受けます。国家試験の内容は、主に以下の2つです。
実技試験 |
衛生的な取り扱い、カッティング、ワインディング、オールウェーブセッティングなど |
学科試験 |
制度、運営管理、公衆衛生、人体構造・機能、皮膚科学など |
美容師免許の国家試験自体は年に2回行われていますが、2年制の美容学校に通う美容学生の場合は、2年生の2月に実技試験、3月に筆記試験を受験し、3月末に合格発表を迎えます。
4.アシスタントを経験
国家試験に合格し、免許を取得した後は、サロンで「アシスタント」として働き始めることが一般的です。
アシスタントとして働く期間は平均で3年程度。厚生労働省の職業紹介サイト「jobtag」でも、1人前の美容師として活動できるまでには3〜5年かかる割合が多いとされています。
都内の有名サロンや大規模な職場ほどアシスタントとして働く期間が長く、地方や個人で運営するサロンほどアシスタントの期間は短い傾向があります。
基礎的な技術だけでなく、接客やサロン独自のルールなど、学ぶことが多くて大変な時期ですが、美容師として将来活躍するために重要な期間です。
5.スタイリストとして接客
基礎的な技術の習得ができれば、スタイリストとしてカットやパーマなどの接客が行えるようになります。
ここまで来ると、いつもあなたがお店で接客を受けている、「美容師」としての活動が可能です。
その後は、スタイリストとして活躍する中で、カリスマ性を磨いてよりプロフェッショナルな道に進む人も入れば、独立してサロンを経営する人もいます。
美容師になりたい中学生・高校生の主な進学先4選
美容師になりたい中学生や高校生が選択する進学先は、主に以下の4つです。
- 専門学校の昼間課程
- 専門学校の夜間課程
- 専門学校の通信課程
- 高等専修学校
順番にみていきましょう。
1.専門学校の昼間課程
特徴 |
美容師になるために最も一般的な進学先 基本的な技術や知識だけでなく、実習や就職サポートが充実 |
卒業までの期間 |
2年 |
おすすめの人 |
美容師を目指す学生全般、最短で美容師になりたい方 |
専門学校の昼間課程は、美容師を目指す学生の多くが選ぶ一般的な進学先です。実際に、厚生労働省の調査でも、全体の9割が専門学校を卒業して美容師になると言われています。
昼間の専門学校に通うと、2年の就学で国家試験の受験資格が得られます。筆記や実技を基礎から学ぶ授業以外にも目的別に自分の気になる科目や分野を選択し、勉強できる学校が多いです。
昼間課程の専門学校は、他の進学先よりも募集定員が多く、就職活動の支援も手厚い傾向があります。そのため、美容師になりたい方は、まず専門学校の昼間過程を検討しましょう。
昼間課程の専門学校への進学を決めている方には、サロンでの実習や現場での経験が積める「ベルエポック美容専門学校」がおすすめです。全国トップクラスの国家試験合格率を誇り、有名サロンへ多くの卒業生を輩出しています。
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2.専門学校の夜間課程
特徴 |
夕方から夜間にかけて授業を受ける 昼間に他の学校に行ったり、仕事をしたりしている方でも通える |
卒業までの期間 |
卒業までの期間 2年~2年6ヵ月 |
おすすめの人 |
他の仕事や勉強をしながら美容師免許を取得したい方 |
専門学校の夜間課程は、同じ専門学校でも、夕方から夜間にかけて授業を受けます。卒業までにかかる年数は学校によって異なり、最短で2年、長くて2年6ヵ月です。
夜間課程は、昼間は仕事をしながら通う社会人やサロンでアルバイトをしながら就学している方が多く在籍しています。また、学費が昼間課程に比べて抑えられることも多く、経済的な負担を減らせるのが特徴です。
夜間課程は、昼間に仕事をしながら美容師を目指す方に適した選択肢といえるでしょう。
3.専門学校の通信課程
特徴 |
通信でレポート提出したり、面接授業を行ったりする方法 実習がほとんどないため、実践的な技術を身につけるのが難しい |
卒業までの期間 |
卒業までの期間 3年~ |
おすすめの人 |
他の学校に通ったり、美容師見習いとして働いたりしながら資格を取りたい方 |
専門学校の通信課程は、主に自宅での学習が中心となり、レポートの提出と定期的な面談授業などで実技の指導を受ける学習体系です。
通学日数や1週間あたりに換算される授業数が少ないため、国家試験を受けるまでに最短で3年かかります。受験までに時間がかかる反面、時間の自由さや費用の安さがメリットとして挙げられます。
しかし、対面の授業がなく、実際に現地で指導を受けられないため、実践的な技術が身につきにくい点はデメリットとして押さえておきましょう。
通信課程は、昼間は別の美容系学科や学校で学びながら、美容師免許を取るためにWスクールで通う方や、美容師見習いとして働きながら免許を取るために通っている方が多い体系です。
4.高等専修学校
特徴 |
最短で美容師の資格を取得できる 普通科高校のカリキュラムと並行して美容師の専門知識を学ぶ |
卒業までの期間 |
卒業までの期間 3年(高校卒業資格を得られる3年制の美容師養成施設) |
おすすめの人 |
中学校を卒業してからすぐに美容師を目指す学校に通いたい方 |
高等専修学校は、高校と同じタイミングで入学し、普通科目と美容科目を同時に学べる学校です。
高校卒業資格を得ながら美容師免許の取得を目指せるので、早い段階から美容に特化した内容を学べます。中学生が美容師になりたい場合、美容高等専修学校に入学するのが最短の方法です。
最短で国家試験の受験資格が得られる反面、学習する内容が限定的になるため、大学や他の職業への就職がしにくいデメリットは理解しておきましょう。
美容師になりたい人が学校を選ぶ3つのポイント
美容師になりたい人が、進学先の学校を選ぶポイントは以下の3つです。
- 入学条件
- 授業の内容
- 合格率と就職先
順番に解説します。
1.入学条件
まずは、入りたい学校の入学条件を確認しましょう。各学校によって入学条件は異なります。
たとえば、昼間課程では、通常は高校卒業資格が必要です。一方で、夜間課程や通信課程では、高校中退者やすでに働いている人でも入学できる場合が多く、自分の現在の学歴や生活状況に応じて適したコースを選べます。
昼間課程や夜間課程の場合、年齢や学歴の制限があることがあるため、事前に確認しておくことが大切です。
また、学科試験や面接など、入学時に行う試験内容も異なるため、自分の力で入学できる条件を満たしているかを確認しましょう。
2.授業の内容
授業の内容は学校ごとに異なるため、自分がどのような技術を学びたいかを考えた上で選びましょう。
昼間2年制の学校を選んだ場合、国家試験の対策をする授業が全体の約7割になります。そのため、学校選びをする際は、残りの3割で何を勉強するかを見て判断しましょう。
カットやカラーリングだけでなく、接客技術やビジネスマナーも重視している学校を選ぶことが重要です。基礎的な技術は多くの学校で学べるため、実際に比較するポイントは以下の3つです。
- 現地実習の多さ
- 指導する講師の実績
- SNSの技術や業界トレンド
特に、現地実習で学ぶシャンプーの技術やスタイリング、サロンワークは入職直後に最も求められるスキルになるため、重点的に学べる学校を選ぶのがおすすめです。
美容師を目指せる「ベルエポック美容専門学校」なら、基礎的な技術やサロンワークだけでなく、現代で求められるSNS運用も学べます。また、現場で活躍しているトップスタイリストによる特別授業回数が多く、学校がある原宿の有名サロンでトレンドの技術を学べる機会を提供しているため、「将来はトップサロンで働きたい!」「美容師になって早く活躍できるスキルを身につけたい!」と考えている方におすすめです。
3.合格率と就職先
学校選びの際には、その学校の国家試験合格率や就職実績も確認しましょう。高い合格率を誇る学校は、それだけ質の高い教育を提供している証拠です。
卒業後にどのようなサロンへ就職できるのかも重要な判断材料になります。実習先に含まれる職場や学校のある地域のサロンには、就職しやすい傾向があるからです。
また、職場によって働き方も異なるため、自分に適した職場に就職しやすい学校を選びましょう。
ベルエポック美容専門学校は、OCEAN TOKYOやSHIMA、LIPPSなどの有名サロンに卒業生を多数輩出しています。ベルエポック美容専門学校からどのような場所に就職できているか気になる方は、以下のリンクからチェックしてみてください。
美容師の仕事内容でわかる 向いている人の特徴3選
美容師に向いている人の特徴は、以下の3つです。
- おしゃれが好き
- 人に貢献することにやりがいを感じる
- 体力・忍耐力がある
順番に見ていきましょう。
1.おしゃれが好き
美容師は、常にトレンドに敏感であることが求められます。髪型だけでなく、ファッションやメイクにも興味を持ち、おしゃれを楽しむことができる人は、美容師に向いています。最新の流行を取り入れながら、お客様に新しいスタイルを提案できるのが理想です。
また、おしゃれが好きなことは、単なる趣味としてではなく、日常的にトレンドをリサーチし、プロとしての知識を身に付けることが大切です。例えば、SNSで人気のスタイルや、雑誌で取り上げられているヘアメイクをチェックすることが習慣化できると、美容師としての感性が磨かれます。
2.人に貢献することにやりがいを感じる
美容師は、お客様に直接サービスを提供する仕事です。お客様の要望を聞き、髪型を通じて自信や喜びを与えることができる人は、美容師としての適性があります。お客様が満足して笑顔でサロンを後にする瞬間に、やりがいを感じることができるでしょう。
リピーターを増やすためには、単に技術を提供するだけでなく、細かい気配りなどでお客様との信頼関係を築くことが重要です。
3.体力・忍耐力がある
美容師の仕事は、長時間の立ち仕事が中心です。シャンプーやカット、カラーなど、1日に何人ものお客様を担当するため、体力を必要とします。加えて、技術を磨くために多くの練習をこなす必要があり、忍耐力も必要です。
また、株式会社リクルートが行った美容就業実態調査によると、約60%以上の方が生活時間や勤務時間外の技術練習や勉強を行っているとされています。特に、アシスタント時代は厳しい練習や作業が続くことも多いので、乗り越える力がある方は美容師に向いていると言えるでしょう。
美容師になるために今からできる3つのこと
美容師になるために、学生のうちからできることは以下の3つです。
- 美容に関する知識を増やす
- コミュニケーションスキルを磨く
- 進学先の情報を集める
順番に解説します。
1.美容に関する知識を増やす
美容師になるための第一歩として、美容に関する知識を増やしておくことが重要です。美容師に関連することだけでなく、メイクやスキンケアなど「美容」全般に関わる知識を持っておきましょう。
また、美容師の給料や将来性に関する情報も集めておくことも重要です。幅広い観点を持ち、自分がどのように美容師として活躍していきたいのかをイメージしておきましょう。
2.コミュニケーションスキルを磨く
美容師の仕事はお客様とのやり取りが多く、コミュニケーションスキルが求められます。特に、お客様の希望をしっかりと聞き出し、それに応じたスタイルを提案する能力が必要です。
実際、株式会社リクルートが行った調査によると、全体の約6割が美容師との会話の楽しさでリピートするか決めているという結果が出ています。学生のうちは、日常生活の中で意識的に人と話す機会を増やし、コミュニケーションスキルを磨いておくことが大切です。
学生の場合はアルバイトなどで接客を学ぶ機会を得ておくのも良いでしょう。
3.進学先の情報を集める
美容師を目指すためには、どの学校に進学するかが非常に重要です。そのため、各専門学校のカリキュラムや学費、合格率、就職サポートの内容など、詳しい情報を集めて比較しておきましょう。
各学校が開催しているオープンキャンパスや説明会に参加するのもおすすめです。情報を集めることで、自分の目指す美容師像に近づける学校を見つけやすくなります。
まとめ:美容師になるには国家資格が必要!専門学校ならベルエポックがおすすめ
美容師になるためには、国家資格を取得することが不可欠です。そのためには、まず美容師養成施設に進学し、所定のカリキュラムを修了する必要があります。
学校で学ぶ内容や試験の合格率、就職率が重要なので、入念に比較・検討したうえで進学先を選びましょう。
美容専門学校として評判の高い「ベルエポック」は、技術力の高い教育を提供しているだけでなく、国家試験対策や就職サポートが充実しているため、美容師を目指す方におすすめの進学先です。美容師の免許取得のために必要な内容以外に、豊富な現地実習の提供や有名サロンへの就職実績が多数あります。
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