スタイリストとは?なり方や必要な4つのスキルについても解説

2025.08.06

「スタイリストになりたいけど、なり方がわからない」などと、お悩みの方もいるのではないでしょうか。

スタイリストは企画に合った衣装を準備し、顧客や作品の魅力を最大限に引き出すお仕事です。

本記事では、スタイリストのなり方や必要な4つのスキルなどについて、詳しく解説していきます。

「将来はスタイリストとして活躍したい」と考えている方に向けてわかりやすくまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、スタイリストを目指して専門学校への進学を検討している方には、「原宿ベルエポック美容専門学校」がおすすめです。

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スタイリストの2つの仕事内容とは?

スタイリストには、芸能人などの衣装を担当する「メディアスタイリスト」と、一般の方をスタイリングする「パーソナルスタイリスト」の2種類があります。

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.メディアスタイリスト

メディアスタイリストの主な仕事内容は、以下の通りです。

【事前のヒアリングとアイテムの手配】

撮影の打ち合わせの際に依頼内容をヒアリングし、衣装を考えます。その後、ブランドやレンタル店と交渉して、服や小物などを手配します。

【現場へ同行】

撮影当日は衣装や小物の他、アイロンや裁縫セットを現場に持参するのが必須です。制作スタッフと話し合いながら、物品の取り合わせや位置などを決めます。

【撮影後の最終確認とアイテムの返却作業】

レンタルした衣装に異常がないかを確認してから返却します。破損や汚れがあるまま返却すると信頼を失い、その後の仕事にも影響する可能性があるため、注意が必要です。

2.パーソナルスタイリスト

パーソナルスタイリストの主な仕事内容は、次の通りです。

【ファッションカウンセリング】

一般の顧客に対しパーソナルカラーや骨格などを分析し、その人に合うスタイリングを行います。また、ファッションに対する相談に乗り、悩みを解決したり、最適なアイテムを見つけたりするのも仕事の一つです。

【買い物同行・ショッピングアテンド】

顧客と一緒に店舗へ出向き、買い物をします。顧客の好みや予算を把握したうえで、適切なお店を紹介します。

【クローゼット内の確認】

顧客のクローゼット内にある洋服を見て、残す服と捨てる服を判断したり、コーディネート方法をアドバイスしたりする仕事です。

スタイリストになるには?

スタイリストになるには、まずは、スタイリストコースなどがある専門学校、大学に入学して、スタイリストとしての知識を身につけるところから始めます。なお、スタイリストは専門学校出身者が全体の58.5%を占めているのが現状です。

(出典:職業情報提供サイト job tag

その後は、アシスタントとしてスタイリストのサポートを行い、現場レベルの知識を学びながら、スキルアップを重ねます。

アシスタントになるには、SNSや雑誌などに掲載されている求人に応募するのが一般的です。学校によっては、就職をサポートしてくれる制度があるため、積極的に活用しましょう。

アシスタントとして経験を積んだあとは、所属事務所のスタイリストになる、独立するなどの選択肢があります。

なお、「原宿ベルエポック美容専門学校」のトータルビューティ科では、プロのスタイリストから実践的なスキルが学べます。

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スタイリストになるために必要な4つのスキルとは?

スタイリストとして一人前になるためには、さまざまなスキルが求められます。

ここでは、スタイリストに必要な4つのスキルについて解説します。

  • ファッションセンス
  • トレンドを把握する情報収集力
  • 柔軟に対応する能力
  • コミュニケーション能力

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.ファッションセンス

スタイリストとして活動するには、着る人の魅力を引き出すファッションセンスが必須です。

  • 着る人のパーソナルカラーや骨格を理解する
  • どんな服装が最も似合うのかを考える
  • 服だけでなく、小物などのアイテムにも気を使う

ファッションを通して人の魅力を引き出したり、世界観を演出したりするには、使う服やアイテムの一つひとつにこだわりを持たなくてはなりません。

なお、「私にはセンスがないかも…」と思う方がいるかもしれませんが、ファッションセンスは勉強することで、後天的に身につけることができます。専門学校などで知識とスキルを学び、センスを磨きましょう。

2.トレンドを把握する情報収集力

ファッション業界では、常にトレンドを意識しなくてはなりません。お客様に「今っぽくて素敵」と喜んでもらえるスタイリングを提案するためには、流行の移り変わりをキャッチしておくことがとても大切だからです。

トレンドを把握するためには、さまざまなコレクションをチェックして、どのブランドがどのようなファッションアイテムを作っていくのかを理解する必要があります。最新情報を把握できるよう、日頃からアンテナを張っておきましょう。

3.柔軟に対応する能力

現場では撮影の時間が延びる、衣装のサイズが合わないなどのイレギュラーな事態が起こることがあります。そのため、状況に合わせて対応できる柔軟さが必要です。

変更を見越して衣装を多めに用意したり、撮影時間に合わせて臨機応変に動くことも大切なスキルの一つです。細かい気配りができる人は、現場で頼られる存在になれます。

4.コミュニケーション能力

スタイリストはクライアントや多職種のスタッフなどとの連携が欠かせないため、コミュニケーション能力が必須です。

例えばメディアスタイリストの場合は、企画の世界観を理解し、ヘアメイク、カメラマン、タレントなどと打ち合わせをしながら仕事をしていきます。円滑に業務を進めるためには、ファッションセンスのみならず、人と会話をするスキルも求められます。

スタイリストのやりがい3つ

スタイリストはハードな仕事ではありますが、その分やりがいもあります。ここでは、スタイリストのやりがいを3つご紹介します。

  • 多くの人とチームで仕事ができる
  • 自分のスタイリングを提案して喜んでもらえる
  • さまざまなブランドとつながることができる

1.多くの人とチームで仕事ができる

特にメディアスタイリストの場合、多くの媒体で仕事をするため、さまざまな人と連携しながら仕事を進めるケースが多いです。撮影の場合、モデル、ヘアメイク、カメラマンなど、多くの人と協力しながら作品を作ります。

スタイリストは多様な職種の方と共に一つのものを作り上げる、非常にやりがいのある仕事だと言えます。

2.自分のスタイリングを提案して喜んでもらえる

スタイリストが最も嬉しいと感じるのは、自分のスタイリングで人に喜んでもらえたときです。

撮影中に芸能人から直接声をかけてもらえる、ファッションの相談に乗った相手から喜びの言葉をもらえるなど、自分のスタイリングで人が笑顔になる姿を見ることは、スタイリストにとって一番のやりがいになるといえるでしょう。

3.さまざまなブランドとつながることができる

スタイリストはさまざまなブランドから服や小物を手配することが多いため、ブランドとのつながりができます。最新トレンドをいち早くチェックできたり、人脈が広がったりするのは、スタイリストとして大きなメリットです。

また、ネットワークができると新たな仕事の獲得につながることもあります。さまざまなブランドとの関係の構築は、仕事をする上で重要といえるでしょう。

スタイリストの大変なこと3つ

華やかに見えるスタイリストですが、多くの苦労もあります。ここではスタイリストの大変なこと3つを解説します。

  • 勤務時間が不規則
  • 体力が必要
  • 競争が激しい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.勤務時間が不規則

スタイリストは撮影に合わせて仕事が入ります。そのため、場合によっては長時間の撮影や、スケジュールの変更などにも対応しなくてはなりません。

また、衣装の準備からリハーサル、後片付けまでと、幅広い業務をこなす必要があります。不規則な勤務時間に加え仕事内容も多くなりやすいため、スケジュール管理や体調管理も求められます。

2.体力が必要

スタイリストは多くのファッションアイテムを運んだり、立ちっぱなしでモデルの服を調整したりと、体力が必要になるシチュエーションも多く見受けられます。また、ときには事前の企画準備や衣装作りを、夜遅くまで行なうこともあるでしょう。

3.競争が激しい

スタイリストは競争が激しい業界なので、個性やトレンドを把握する能力を持ち、スキルを磨き続ける努力が必要です。「ファッションが好きで自発的に情報収集ができる」という方でないと、大変だと感じてしまうかもしれません。

一見華やかに見える業界ですが、実力がものをいう厳しい世界です。そのため、継続的な知識やスキルの習得が求められます。

スタイリストの年収は?

スタイリストの年収は、経験や能力などによって差があります。

以下が主な経験年数と年収です。

年数

仕事内容

平均年収

1年目

・スタイリスト事務所では、定期的に仕事の依頼を受けるため一定の給料で安定している。
・アシスタントの場合は先輩スタイリストの仕事量にもより一定ではない。

アシスタントは
約100万円

5年目

個人のスタイリスト、専属スタイリストとして活躍する人もいる。

約400万円

10年目

専属スタイリストとして活躍している人が増え、指名料や一度の仕事でもらえる額が多くなる。

約700万円

出典:日本デザインプランナー協会

スタイリストになるために役立つ5つの資格

スタイリストには必須の資格はありませんが、専門性を高めるために取得したほうが良い資格があります。

  1. 色彩検定(ファッションコーディネート色彩能力検定)
  2. カラーコーディネーター検定試験
  3. ファッションビジネス能力検定
  4. パーソナルスタイリスト検定
  5. パーソナルカラリスト検定

順番に解説します。

1.色彩検定(ファッションコーディネート色彩能力検定)

色を取り扱う職業の方が多く受験する、色彩に関する知識や技能を問う試験です。

UC級(配色における注意点や改善方法を問う試験)、3級から1級の4段階に分かれています。色彩調和、ファッションビジネスなど、スタイリングをおこなう上で欠かせない色に関する知識を幅広く習得できる資格です。

2.カラーコーディネーター検定試験

ビジネスシーンで役立つ、色が与える心理効果や色の使い方などが学べます。スタイリングには色の知識は必須なため、スタイリストを目指す上では重要な資格といえるでしょう。

なお、カラーコーディネーター検定試験は、自宅や職場からインターネットで受験できるため、会場まで足を運ぶ必要はありません。気軽にチャレンジできる資格なので、受けてみることをおすすめします。

3.ファッションビジネス能力検定

ファッション業界に関するマーケティング、生産、マネジメントなどの知識を身につけることができます。

3級から1級まであり、ファッション業界で働くための基礎知識から高度な専門知識まで、幅広く学べます。3〜2級は基本的な知識の試験となりますが、1級はファッション業界の専門的な知識が求められます。

スタイリストとしてマネジメント知識を身につけるためにも、取得した方が良い資格といえるでしょう。

4.パーソナルスタイリスト検定

ファッションやスタイリングに関する知識やスキルを評価する検定で、ファッション関係の仕事に携わる方が多く受験します。

4級から1級へと段階的に受験が必要な資格です。4級は18歳以上であれば受験が可能で、3級はユーキャンの通信講座を修了することで受験資格が得られます。

ファッションに関する知識やスキルが得られるため、取得すればスタイリストとしての専門性が高まるでしょう。

5.パーソナルカラリスト検定

パーソナルカラリスト検定はパーソナルカラー(肌や瞳の色から分析した個人に似合う色味)に着目した資格であり、色彩や配色調和に関する知識を身につけられます。

検定には3級~1級があり、2級と3級は誰でも受験できますが、1級は2級を取得しないと受験できません。

取得すると顧客に似合う色味のコーディネートを提案できるため、スタイリストとしてスキルアップが期待できます。

資格サポートについて詳しくはこちらをご覧ください。

スタイリストになりたい方は原宿ベルエポック美容専門学校がおすすめ

スタイリストは実力がものをいう厳しい世界です。しかし、ファッションセンス、トレンド把握力などの専門的知識やスキルを身につければ、第一線で活躍できる可能性があります。

スタイリストになりたい方は、「原宿ベルエポック美容専門学校」がおすすめです。

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