ファッションアドバイザーとは?ファッションコーディネーターやアパレル店員との違いも解説

2025.08.13

ファッションアドバイザーは、店舗でお客様にファッションコーディネートのアドバイスなどを行う仕事です。お客様の希望に沿いながらも、ブランドのイメージを崩さないようなスタイリングテクニックが求められます。

本記事では、ファッションアドバイザーの仕事内容や向いている人の特徴などについて解説しています。ファッション業界で働きたいとお考えの方に向けて、わかりやすくまとめていますので、最後までご覧ください。

なお、ファッションアドバイザーを目指して専門学校への進学を検討している方には、「原宿ベルエポック美容専門学校」がおすすめです。

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ファッションアドバイザーの仕事内容について解説

ファッションアドバイザーの仕事は、主に以下の3つです。

  • お客様へコーディネートのアドバイス
  • 店舗のディスプレイ制作
  • 店舗管理

それぞれ詳しく解説します。

お客様へのコーディネートのアドバイス

お客様の好みに合わせて、似合う色やトレンドを取り入れたファッションを提案したり、商品の選定をしたりする仕事です。

近年は価値観の多様化が進んでいるため、個人に合った商品を的確にアドバイスする力が求められています。

ディスプレイ制作

店内のマネキンの装飾、商品のレイアウトなどを決めるディスプレイ制作も、ファッションアドバイザーの大事な仕事です。商品の売れ行きに大きく影響する、大切な要素の一つでもあります。経験を積みながら、制作に必要な視覚的センスを磨いていきます。

店舗管理

在庫管理、商品の補充や発注を行います。在庫状況を確認しながら、需要に合わせて商品を発注します。ファッションアドバイザーは接客のみならず、店舗運営にも関わる大切なお仕事です。

「ファッションコーディネーター」「アパレル店員」との違いについて解説

ファッションアドバイザーと「ファッションコーディネーター」「アパレル店員」は似ていますが、違う職業です。ここでは、その違いについて解説します。

1.ファッションコーディネーターとの違い

ファッションコーディネーターは、お客様にコーディネートを提案するという点ではファッションアドバイザーと同じですが、企業、芸能人なども対象となります。

そのため、ファッションアドバイザーと比べて専門的知識、企画力などが求められます。

【主な業務内容】

  • ファッションショーなどスタイリング
  • ファッションに関する企画や提案
  • 撮影時のスタイリング
  • 衣装の選定など

2.アパレル店員との違い

アパレル店員は基本コーディネートの提案などは行わず、主に洋服の販売がメインのお仕事です。アパレル店員によってはコーディネートの提案を行なうこともありますが、コーディネートには関与しないショップの店員も「アパレル店員」に含まれます。

【主な業務内容】

  • 洋服の販売
  • 試着室への対応
  • レジの会計
  • 商品の梱包など

ファッションアドバイザーの働く場所とは?

ファッションアドバイザーの主な勤務先は、ブランドの直営店や百貨店です。他にも、

  • メーカー直営のファッション専門店
  • ファストファッションショップ
  • ECサイト
  • オンラインショップ

などに、多くの方が就職しています。

また、オンラインショップでは写真でスタイリングを提案するため、リモートワークに対応しているショップもあります。

ファッションアドバイザーになるには

ファッションアドバイザーになるには、服飾系の専門学校に入学して、専門的知識や技術を学ぶのが一般的です。専門学校ではファッションの歴史、デザイン、接客など、業界で働くための必要な知識とスキルが習得できます。

例えば「原宿ベルエポック美容専門学校」のトータルビューティ科では、スタイリングワークからビジネスマナーまで、現場で即戦力として活躍できる豊富なカリキュラムがそろっています。

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ファッションアドバイザーに向いている人の5つの特徴

ファッションアドバイザーはお客様が求めるスタイリングを提案するために、以下のような多様なスキルが求められます。

  • ファッションセンス
  • トレンドを把握する情報収集力
  • コミュニケーション能力
  • 観察力
  • 販売スキル

順番に解説していきます。

1.ファッションセンス

お客様の希望に沿ったコーディネートを提案しなければならないため、ファッションセンスは必須です。お客様一人ひとりの好みや予算を聞き、ブランドのイメージに合ったスタイリングをしなければなりません。

また、コーディネートに必要な色彩能力や、小物を組み合わせる美的センスも求められます。お客様に似合うスタイルを提案し喜んでいただくためには、さまざまな能力が求められます。

2.トレンドを把握する情報収集力

ファッションのトレンドは移り変わりが早いため、常にアンテナをはり、情報収集をする必要があります。国内外のコレクション、SNS、ファッション誌などをチェックしてスタイリングに活かしましょう。

トレンドを把握したうえで、お客様の好みに合わせてアイテムを取り入れるなどして、トータルコーディネートを提供します。

お客様にもブランドのイメージにも合った最新のコーディネートを提案するためには、トレンドの情報収集は欠かせないといえるでしょう。

3.コミュニケーション能力

店舗で最適なスタイリングをするためには、コミュニケーションスキルが必要です。お客様と会話をしながら、好みや求めるスタイルを引き出す能力が求められます。

また、コミュニケーションが上手にとれるとお客様の購買意欲が高まり、売上アップにつながる可能性もあります。

4.観察力

お客様が求めているものを見極めるには、観察することが大切です。お客様の服装、身につけている小物、ヘアスタイルなどから好みを把握し、接客に役立てます。

外見からの情報を基にお客様とコミュニケーションをとり、本当に求めているものを考えます。お客様に必要なアイテムを紹介するためにも、観察力を磨きましょう。

5.販売スキル

ファッションアドバイザーはお客様に商品の魅力を伝え、納得した上で購入してもらわなくてはなりません。そのためには販売スキルが必要です。

お客様にいきなり声をかけたり、一方的に商品を勧めたりする接客方法では、お客様は不快に感じます。

まずはお客様の動向を見守ったり、商品を手に取ったタイミングで声をかけたりなど、お客様が負担を感じないような接客を実践します。

適切なコミュニケーションをとり、お客様が求めていることに答えることを意識しましょう。

ファッションアドバイザーの年収は?

ファッションアドバイザーの平均年収は330万円といわれています。ただし年収は経験年数、勤務先などによって変わるため、一概には言えません。

例えば新人スタッフは200~300万円、店長やマネージャーになれば約500万円ほどの年収

になります。

また、都心部と地方、小さなショップと有名ブランドの直営店など、環境によっても大きく変わるため、求人情報を細かく確認して、就職先を決めることが大切です。

ファッションアドバイザーに活かせる資格5選

ファッションアドバイザーに必須の資格はありませんが、スキルアップやお客様から信用を得るために取得した方が良い、以下の資格があります。

  • リテールマーケティング(販売士)検定
  • 色彩検定
  • ファッションビジネス能力検定
  • ファッション販売能力検定
  • ファッション色彩能力検定

順番に見ていきましょう。

1.リテールマーケティング(販売士)検定

小売・流通の基本、顧客ニーズの把握、店舗運営・経営の知識が学べる資格です。

3級

2級

1級

科目

5科目

試験時間

60分

70分

90分

受験料

4,400円

6,600円

8,800円

出題形式

・択一式正誤問題 小問10問
・択一式穴埋問題 小問10問
(5科目合計で100問)
・択一式正誤問題 小問10問
・択一式穴埋問題 小問10問
(5科目合計で100問)

・記述式穴埋問題 小問10問
・択一式穴埋問題 小問10問
(5科目合計で100問)

合格基準

平均の得点が70点以上で、1科目ごとの得点が50点以上
平均の得点が70点以上で、1科目ごとの得点が50点以上

各科目70点以上

出典:商工会議所の検定試験

2.色彩検定

色彩検定では、色の基礎、配色技法(色の組み合わせ方)によるイメージの表現、専門分野における利用などを身に付けることができます。

UC級

3級

2級

1級

試験時間

60分

60分

70分

・一次80分
・二次90分

受験料

6,000円

7,000円

10,000円

15,000円

出題形式

マークシート方式

マークシート方式

・マークシート方式
・記述方式

・一次:マークシート方式
・二次:記述方式・実技

合格基準

200点満点の160点前後

200点満点の140点前後

200点満点の140点前後

200点満点の140点前後

出典:色彩検定

3.ファッションビジネス能力検定

ファッションビジネス能力検定では、ファッション商品の企画・生産・流通に必要なスキルの向上を目指します。

3級

2級

1級

試験時間

・ファッションビジネス知識 9:40〜11:10
・ファッション造形知識 11:30〜12:30

・マーケティング戦略 9:50〜10:50
・マーチャンダイジング戦略 11:00〜12:00
・流通コミュニケーション戦略 13:00〜14:00
・マネジメント知識 14:10〜15:10
・ファッションビジネス・商品知識 15:20〜16:20

受験料

7,150円

7,700円

15,950円

出題形式

マークシート方式

筆記試験(記述式及び選択式)

合格基準

・「ファッションビジネス知識」は60%の得点を目安
・「ファッション造形知識」は65%の得点を目安

・各科目とも60%の得点を目安
・5科目の合格をもって1級合格とする

出典:日本ファッション教育振興協会

4.ファッション販売能力検定

ファッション販売の業界で働くための専門的な知識や技術が身につく資格です。

3級

2級

1級

試験時間

・A科目 9:20〜10:50
・B科目 11:10〜12:40

・ショップ・マネジメント知識 10:30〜12:00
・販売知識 13:00〜14:30
・販売技術 14:40〜16:10

受験料

7,150円

7,700円

15,950円

出題形式

マークシート方式

筆記試験(記述式及び選択式)

合格基準

・「A科目」・「B科目」ともに70%の得点を目安

各科目とも60%の得点を目安

出典:日本ファッション教育振興協会

5.ファッション色彩能力検定

ファッションの色彩知識を身につけることができます。トータルコーディネートを提供するファッションアドバイザーにとって、色彩能力は重要なポイントです。

3級

2級

1級

試験時間

10:00~11:00

13:00~15:00

・A科目 10:00〜11:00
・B科目 11:10〜12:10
・C科目 13:10〜16:10

受験料

7,150円

7,700円

15,950円

出題形式

マークシート方式

・A科目・B科目:マークシート
・C科目:記述・実技

合格基準

70%の得点を目安

・「A科目」・「B科目」それぞれ85%以上の得点を目安
・「C科目」客観性、整合性、色彩理論・知識の応用力を主なポイントとして評価

出典:日本ファッション教育振興協会

資格サポートについて詳しくはこちらをご覧ください。

ファッションコーディネーターになりたい方は原宿ベルエポック美容専門学校がおすすめ

ファッションアドバイザーはお客様の好みに合ったスタイリングをする以外にも、ディスプレイ制作や店舗管理など、その業務は多岐にわたります。

また、ファッションセンスが必要であり、トレンドの情報収集力やコミュニケーション能力など、多様なスキルが求められます。

ファッションアドバイザーになりたい方は、「原宿ベルエポック美容専門学校」がおすすめです。トータルビューティ科ではスタイリングに必要なスキルを、業界と連携したカリキュラムで実践的に学べます。

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