【徹底解説】学生の一人暮らしにかかる費用はいくら？生活費を節約する方法9選＆初期費用を抑える方法3選
2025.10.16
「学生の一人暮らしにはいくらかかるのかな」
「生活費を抑える方法が知りたい」
などと、お悩みの方もいるのではないでしょうか。
進学して一人暮らしをする場合、食費、光熱費、娯楽費など、さまざまな生活費が必要です。初めての一人暮らしだと、生活費や引っ越しの費用にいくらかかるのかわからないため、不安ですよね。
そこで本記事では、学生の一人暮らしにかかる費用、生活費を節約する方法9選、初期費用を抑える方法3選などについて徹底解説します。
進学後に一人暮らしを考えている高校生の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
一人暮らしにかかる費用はいくら？内訳と月々の金額を紹介
日本学生支援機構の調査によると、専門学校生の一人暮らしにかかる月々の費用は平均52,985円でした。詳細は以下の表をご覧ください。
【専門学校生の生活費の月平均】
|
食費 |
19,500円 |
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住居・光熱費 |
39,783円 |
|
保健衛生費 |
4,991円 |
|
娯楽・し好費 |
8,941円 |
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その他日常費 |
15,575円 |
|
計 |
52,985円 |
内訳を見ると最も多いのが住居・光熱費、次いで食費、その他日常費です。記載はないですが、水道光熱費のみだと最低でも月8,000円は必要です。
食費は平均19,500円で1日あたり650円の計算になります。その他日常費は通信費・日用品の購入費などで、合計で約1,5000円です。
これらを合計して、専門学校生の月々の生活費は、合計で約53,000円となっています。
一人暮らしの費用を節約する方法9選
食費や光熱費といった生活費は日々かかりますが、節約する方法が9つあります。
- 食費
- 水道費
- 電気代
- ガス代
- 通信費
- 日用品代
- 美容・ファッション代
- 娯楽費
- 雑費
それぞれの節約方法について、順番に解説していきます。
1.食費
食費を節約するためには、積極的に自炊をしましょう。コンビニの弁当や外食は楽ではありますが、食費がかさむ原因になります。
スーパーではなるべくタイムセールを利用したり、日替わりで安くなる食材を購入したりしましょう。学校にはお弁当を作って持参すると昼食代が安く済みます。また、飲食店でアルバイトをすると無料か格安でまかないを食べられるところもあるのでおすすめです。
できるだけ食費を節約しつつ、健康のためにも栄養バランスの良い食事を心がけてください。
2.水道費
水道は出しっぱなしにせず、こまめに止めて使うときだけ出すようにしてください。
主に以下の点に注意しながら生活をしてみましょう。
- 歯磨きは水を止める
- 油汚れがひどい食器類はティッシュなどでふき取ってから洗う
- お風呂の残り湯は洗濯に活用する
- トイレの水は大と小を分けて流す
日々の暮らしで節水できるポイントを探して、実践してみてください。
3.電気代
普段何気なく使っている電気も、少し注意を向ければ節電が可能です。特に冷房や暖房を使う夏や冬は電気代が高くなりやすいので、より節電の意識が必要です。
主に以下の点に気を付けて過ごしてみてください。
- エアコンの運転モードは「自動運転」にする
- エアコンのフィルターは月に1回以上掃除をする
- 電気の消し忘れをなくす
- 使わない電気はこまめに消す
- 電力会社、使用中のプランやアンペア数を見直す
電気は使うときだけ付ける、使わないときは消すことを意識して生活してみましょう。
4.ガス代
料理をするとき、お風呂を沸かすときなど、ガスは生活には欠かせません。
ガス代の節約方法は、主に以下の通りです。
- 湯船にお湯を貯めるときはお湯の量を少なめにする
- お湯を使うときに設定温度を上げすぎない
- 料理をするときは強火はなるべく控える
- 余熱調理でガスを使う時間や頻度を減らす
お風呂の入り方や料理の仕方を工夫し、ガス代を節約してみてください。
5.通信費
携帯電話の通信費は、携帯会社やプランの見直しで料金を抑えられる場合があります。特にスマートフォンとインターネット回線をセットで契約する、格安SIMに変更するなどは、通信費を抑える代表的な例なのでおすすめです。
また、同じ携帯会社でも契約プランを見直すことで節約できる可能性もあります。携帯電話の料金プランは多種多様なため、自身の使い方に合わせたお得なプランを選ぶことが大切です。
6.日用品代
トイレットペーパー、洗剤などといった日用品は、スーパーよりドラッグストアで購入するのをおすすめします。基本的にスーパーより割安で販売しており、特売日だとさらに安く購入できるからです。
また、デジタルチラシなどで安くなっているものをチェックする、普段から安い店を調べておくなどを意識して生活すると、効率よく買い物ができます。
毎日使う日用品だからこそ、少しでも安く購入して生活費を節約しましょう。
7.美容・ファッション代
美容やファッションにかかる費用は、あらかじめ今月の予算を決めておくとよいでしょう。予算が決まっていないとたくさん買いすぎて支出が多くなってしまう可能性があるからです。
費用を抑えるためにためには、フリマアプリやリサイクルショップ、セールなどを利用するのが良いでしょうのが良いでしょう。また、上手に買い物をするためには「欲しいから買う」のではなく「本当に必要だから買う」ことを意識してみてください。
そうすることで「欲しくて買ったコスメなのに全然使っていない」「服が増えすぎてしまう場所がない」などという事態を防げます。
美容やファッションは月々の予算を明確にし、よく検討して買いましょう。
8.娯楽費
自分の趣味や友達と遊ぶための娯楽費は、月によって変動しやすいのが特徴です。
そのため「今月は好きなアーティストのライブがある」「友達と旅行に行く」など、予定に合わせて予算を組むのが良いでしょう。
節約も大事ですが、趣味や楽しみのためにお金を使うことは気分転換になります。他の予算をやりくりして余ったお金を回すなど、工夫しながら楽しんでください。
9.雑費
雑費は「予備費」でもあるため、余裕を持たせて予算を組みましょう。不測の事態が起こったときに、対応できるようにしておく必要があるからです。
「スマホをなくして新しく買わないといけない」「テレビが壊れて映らなくなった」などのイレギュラーなことが起こった場合、予備費があればすぐに新しいものを購入し、使うことができます。
「何かあっても大丈夫」と安心できるよう、予備費は準備しておきましょう。
一人暮らしにかかる3つの初期費用について解説
一人暮らしをするにあたり、主に3つの初期費用がかかります。
- 物件の契約時に支払う敷金・礼金など
- 引っ越し費用
- 家具や家電などの購入費用
それぞれ解説していきます。
1.物件の契約時に支払う敷金・礼金など
物件に入居するとき、敷金や礼金など、さまざまな初期費用がかかります。
以下が主な初期費用です。
- 敷金（家賃の1～2か月分退去時にクリーニングなどの原状回復の費用を差し引かれ、残りは返金される）
- 礼金（家賃の1か月分が目安で、大家さんへのお礼として支払う費用）
- 仲介手数料（家賃１か月分が目安。不動産会社を介して借りた場合に支払う）
- 火災保険料（入居中に火災に遭った場合の保険。2年で2万ほどが一般的）
- 保証会社利用（入居者が家賃を払えなくなった場合の保険として、保証会社の利用を条件としている物件が増えている）
このように、1人暮らしはさまざまな初期費用が必要になります。
2.引っ越し費用
引っ越し費用は、 2～4月の繁忙期には高くなる傾向があります。他にも土日や祝日、月末月初などにも引っ越しをする人が多いため、割高になる場合が多いです。
単身者の引っ越し費用の目安は以下です。
【繁忙期】
- 15km未満（約44,000円〜62,000円）
- 50km未満（約49,000円〜67,000円）
- 200km未満（約58,000円〜87,000円）
- 500km未満（約68,000円〜107,000円）
- 500km以上（約80,000円〜129,000円）
【通常期】
- 15km未満（約38,000円〜51,000円）
- 50km未満（約41,000円〜52,000円）
- 200km未満（約49,000円〜67,000円）
- 500km未満（約58,000円〜86,000円）
- 500km以上（約71,000円〜104,000円）
出典：KITAGASU
このように、引っ越しは時期や距離によっても費用に差が生じます。
3.家具や家電などの購入費用
引っ越しをして新生活を迎える場合、家具や家電を準備する必要があります。物件の広さや間取りに応じて購入する必要があるため、部屋が決まってから購入しましょう。
冷蔵庫、テレビ、洗濯機、電子レンジ、テーブルなどはすぐに必要となるため、早めに準備することをおすすめします。
商品によって差はありますが、以下が主な金額です。
- 冷蔵庫150～300L（50,000円～80,000円）
- テレビ30インチ（30,000円～50,000円）
- 洗濯機（40,000円～50,000円）
- 電子レンジ（10,000円～20,000円）
- テーブル（数千円～）
必要なものを新品でそろえると、安くても13万円以上はかかります。
一人暮らしの初期費用を抑える3つのコツ
引っ越しをするときに初期費用がかかりますが、なるべく安く抑えるコツが3つあります。
- .敷金・礼金が安い物件を選ぶ
- 引っ越しはできるだけ自分でする
- 家具や家電は後で買い足す
順番に説明していきます。
1.敷金・礼金が安い物件を選ぶ
敷金・礼金が無料の物件、敷金のみ無料の物件などを選ぶと、初期費用を安く抑えられます。契約プランがあるため、契約前に調べておきましょう。
ただし、敷金は物件を退去するときのクリーニング代などとして使われるため、契約時に支払っていない場合、退去時に別途支払うことになるため注意が必要です。
礼金に関しては不動産屋に対してのお礼の意味で支払うため、なくても後から請求されることはありません。
費用を抑えたいのは入居時か退去時か、物件を決めるときに検討してみましょう。
2.引っ越しはできるだけ自分でする
引っ越しはできるだけ自分で行うと安く済みます。車で移動できる距離ならレンタカーなどで運ぶ、荷物が少なめなら宅急便で運ぶなどの方法が良いでしょう。
また、業者に依頼する場合も以下の方法で費用を抑えられます。
- 複数社から見積もりを取り、自分の荷物の量に適した業者を見つける
- 引っ越し前に荷物を見てもらい、荷物の量を把握した上で見積もりを決める「訪問見積もり」を使う
- 大手引っ越し業者だけでなく地域密着型の業者も検討する
- 繁忙期や土日など、費用が高くなるタイミングをなるべく避ける
このように、引っ越し費用を抑える方法はさまざまあります。どの方法が自分に適しているのか調べて、費用を抑えて引っ越しをしてください。
3.家具や家電は後で買い足す
家具や家電は高額なため、すべて新品でそろえると大きな出費になります。しかし、本当に必要なものだけを購入して他のものは徐々に買い足せば、初期費用を抑えられます。
他にも、リサイクルショップやフリマアプリで中古品を購入する、家具・家電のサブスクリプションサービスを利用するなどで、初期費用の大幅な削減が見込めます。
自分のライフスタイルを考慮しつつ、どの方法で家具や家電をそろえたほうが良いか検討してみてください。
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